2007年5月31日
あなたの知らない世界
以前、「あなたの知らない世界」という心霊現象の体験談を集めて再構成したテレビ番組があった。 お盆とかお彼岸とか、ちょうど学校がない時期にまとまって放送されるので、 怖がりなくせにそういう話が好きな私は欠かさず見ることにしていた。
その中の一つに『仮死状態になった人が家族の呼びかけで生き返った』という話があった。
例によって食い入るように見ていると、突然祖母が「よく作るもんだなあ、そっくりだ」という。
場面は主人公が霧にかこまれた薄暗い世界で、死者の列について歩いているところだった。
祖母の説明によると、「前倒れた時、ちょうど今のにそっくりなところを、 取っ手が4つついた台に乗せられてずんずん連れて行かれた。でも途中でポンと降ろされて、 『あんたはまだここから先へ行く人ではない』って言われたんだ。 まさにこの通りの場所だ」という。
当時、私は祖母の隣の部屋で寝ていて、うめくような呼び声が聞こえたので慌てて飛んで行き、 祖母が倒れているのを見つけると、意識を確かめようと大声で呼ばわったのだった。 「そのすぐ後におまえの呼ぶ声が聞こえたんだ。あの時呼んでくれなかったらどうなっていたことか。それにしてもテレビってホントに上手だねぇ。」
ひょっとして再現映像の監督さんは、『そこ』に行った事があるのだろうか…。
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