肩をたたくのは…? はじまり

※事情により、公開まで1年かかりました。
  亡くなられた方のご冥福と、ご遺族のご多幸をお祈り申し上げて、謝辞のかわりにしたいと思います。


昨年、2007年のちょうど今頃、彼氏が体験した話です。
4月末のある日、電話中に、そういえば、といって話し始めました。

「今日ね、帰りにずーっと肩を指でトン、トンってされたの。
左肩でね、電車の時は『おかしいな?』ってぐらいだったんだけど、バスの中でもずーっと続くんだよ。
僕と運転手さんしかいないのに…」

恐ろしい話をちょっと平然と言います。


私が同じ目にあったら、悲鳴を上げて取り乱しているところです。

「それでね、部屋にはいるときに、ガシッて肩をつかまれたんだよね…」

!!!!!
大丈夫なの、それ…。

「うん、たぶん平気!
おふくろに相談したら、『血管つまってるんじゃない?』っていわれたし!」
(彼のお母さんはイロイロ見えてしまう人らしい)

実は、大丈夫ではありませんでした。
デートのときもすごく落ち着かないし、私の瞳を水鏡にしてなにか見ようとしているし…。
(彼の家は元々宮大工で、お祖父さんからお払い的なものの簡単な作法を伝授されているらしい)
どうしたの、大丈夫、と問いつめると、ポツリと話し始めました。

「部屋になんかいる気配があるんだよね…。危害を加えようとしているわけじゃないっぽいんだけど。
あとね、家に帰る途中のお寺の前でね、ゴーーって声がするの。
言葉にはなってないんだけど、女の人だってわかるの…。
それで、君にまで変な影響でてないかと思って…。」

私はそういうのが分かるタイプじゃないし、何も感じなかったので正直にそういうと、少し安心したようです。
でも何かに怯えたような彼の様子は、ちょっと心配でした。
肩を叩かれた前後の話をもういちど聞いて、どうもこれはそのお寺に何かあるのではないかと推理します。
まあ、前を通りかかって声がする、っていうのは、関係がない方が不自然です。
そこのお寺で事情をはなして、もしやってたらお払いしてもらうように勧めてみました。
本当に何かいたら事情が分かるだろうし、何もいなくても気分の切り替えになります。
渋る彼に散々勧めたのですが、何でか行きたくないようでした。

決定的な変化は、彼の部屋に弟さんが遊びに来て起こりました。
彼がいうには、「(弟が)ドアのすき間から顔半分だしてこっちみてて気持ち悪い(笑)」だったのですが、弟さんは「兄ちゃんがすごく気持ち悪いし、おかしい。なんかいる。」と思っていて、側に近寄れなかったらしいです。

弟さんはお母さんにそれを相談しました。
結局、なにか悪い影響をあたえるのがいるらしい、ということになって、弟さんの厄払いと一緒に、知り合いのお寺でお払いされることになったのです。

「おわったっぽいよ!なんか恨まれてるっていわれた。
お祖母さんの入院してる病院からもってきたらしいよ。
変な枝みたいのでバシバシたたかれていたかったよ!」

奇妙な違和感があります。
恨まれてるんだったらもっと何かあるような…?

「でも、払えたっていってたよ。
僕が感じるのは、例のお寺にいけば全部解決するっぽいんだけど。」

払えたんならいいかなあ…。
なるべく早くその声の聞こえるお寺にいってみようね、ということでその日は電話を切りました。

違和感の原因は思ったより早く判明しました。
終わっていなかったのです。

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このページは、電氣猫が2008年6月17日 09:41に書いたブログ記事です。

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