ここでは、飲むヨーグルトを使ったヨーグルトの増量で必要な道具を紹介します。
最低限必要なものは3つ。
- ヨーグルトメーカー
- 種菌にする「飲むヨーグルト」
- 牛乳
さらに、種菌を混ぜる時にこぼれないように『牛乳の口を閉じるクリップ』と、場合によっては『砂糖』を使います。
以下、それぞれの解説になります。
1.ヨーグルトメーカー
牛乳パックを使う場合は「牛乳パック対応」の製品を選んでください。ただし、高性能のものは専用の容器が付属している製品があるので、その場合は牛乳パックが入らなくても問題ないですね。
価格が高くなるほど温度キープと温度選択、時間設定の選択肢が増えます。甘酒がつくれるものも! 最近甘酒も体にいいと流行ってるので、作ってみたい方は高機能を買っちゃってもいいかもしれません。
私が選んだのは『トプラン ヨーグルトファクトリーPREMIUM TKSM-016』。お値段が安い分、ごく単純な機能ですが、今のところ充分に使えています。ちなみに、温度の関係で甘酒は作れません。
2.種菌にする「飲むヨーグルト」
なぜ飲むヨーグルトなのか。それは単純に「混ぜやすい」から。
ヨーグルト増量の失敗は多くは雑菌によります。固形でもいいのですが、かなりがんばって牛乳と混ぜる、という工程が発生するので、その分雑菌混入の危険が高まります。
その点、飲むヨーグルトなら軽く振るだけでしっかり混ざる! 手早くてお手軽!!
3.牛乳
当たり前ですが牛乳がなければどうしようもありません。パックをそのまま使えば特別な容器も必要ないです。しかも、口をあけるまでは、かなり無菌に近いです。消毒の必要なし!
牛乳はいわゆる本当の「牛乳(パックの上にへこみがあるやつ)」でないと固まらないそうなのですが、加工乳は本当にダメなのか、気になるところです。
無調整の豆乳でも成功している(死ぬほどアッサリした風味になる)ので、いずれ試してみる予定です。
あったほうがいいもの:牛乳パッククリップ
飲むヨーグルトを混ぜる時、多少振り回すことになるので、口を閉じれる大きさのクリップがあると便利です。ヨーグルトになってからも冷蔵庫の匂いを移さないようにすることができますし。『レック 牛乳パック用キャップ』が便利でした。
必要に応じて使うもの:砂糖
甘味を追加したい場合に、という理由もありますが、実は砂糖が乳酸菌の食事になります。なので、多少追加するほうが成功率は上がるかも。砂糖を入れる場合は、少な目の牛乳で沸騰直前まで沸かすようにして完全に溶かしてから混ぜてください。
私は砂糖大さじ2ぐらいを1カップぐらいの牛乳を沸かして溶かし、それを牛乳パックに戻して、熱が人肌より冷めているのを確認してから種ヨーグルトを入れます。
私が実際に使っている道具
さて、ここで私が今使っている道具を紹介します。一番最初は上で紹介した3つで作っていたのですが、ゴミ収集の都合で牛乳パックを止めました。
右側は何度も紹介しているヨーグルトメーカー、左側は『無印良品のピッチャー(小)』です。牛乳パックを使うと楽ではあるのですが、うちの場合、牛乳パックは洗って分解してからゴミに出さないといけないのです。洗うのは牛乳でも同じなんですが、ヨーグルトがなかなか落ちないんですよね…。
それで、ふと思いついて、ちょうど家にあったガラスピッチャーを使ったら、サイズもピッタリだし洗いやすい! かなり便利でした。
難点は取り出しにくいところかな…。まあそれは牛乳パックでもいっしょなんですけども。
密封ではないので、飲むヨーグルトを混ぜる時はフタを押さえながらゆっくりやる必要があります。また、ガラスなので乱暴に取り扱わないようにしないといけません。当たり前か。
実は牛乳パックと違って消毒が必要なのですが、洗った直後の水分がついたままの状態で1分(500W)電子レンジに入れると、それで消毒になります。消毒直後は熱いので、なべつかみや乾いたタオルで取り出すようにします。
別の容器を使うもう一つの利点は、量を加減できる、ということですね。牛乳を半分だけ使って、残りはコーヒーに入れたり、普通に飲んだり。最近は一番最初の増量は小さいピッチャーで500mlで作り、味が気に入ったら大きいピッチャーで1リットル作る、というような使い方になっています。
無印のピッチャー、おすすめですよ。